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メルヴェーユ通信

  • 最終更新日:2026.05.01

セラミドとは?主な効果3つと補う方法・化粧水を選ぶポイントを解説

セラミドとは?主な効果3つと補う方法・化粧水を選ぶポイントを解説

肌の乾燥や荒れを防ぎ、健やかな状態を保つために欠かせない成分として知られているのがセラミドです。スキンケア成分として名前を聞いたことはあっても、実際にどのような役割を担い、なぜ不足するとトラブルにつながるのかは知らないという方も多いでしょう。

当記事では、セラミドの基本的な働きや不足する原因、肌にもたらす効果に加え、日常生活の中で無理なく補うための具体的な方法などを分かりやすく解説します。

1. 肌のうるおいを守る「セラミド」とは?

セラミドは、肌のうるおいを保ち、外部刺激から守るために欠かせない角質層の主要成分です。人の皮膚は表皮・真皮・皮下組織の三層で構成されており、セラミドは表皮の最も外側にある角質層で、細胞と細胞のすき間を埋める「細胞間脂質」の中心的な役割を担っています。水分を抱え込みながら角質層をすき間なく整えることで、肌のバリア機能を支えるとされています。

出典:いいね!Hokudai「#219 皮膚の守り神・セラミド ~遺伝子レベルで皮膚を見る~」

セラミドを意識したケアを続けることで、肌荒れしにくい健やかな肌を保ちやすくなります。

1-1. 肌内部でセラミドが生成される仕組み

セラミドは、ターンオーバーの過程で体内で生成されます。ターンオーバーとは、表皮の基底層で生まれた細胞が徐々に押し上げられ、最終的に角質となってはがれ落ちる一連のサイクルを指します。細胞が顆粒層から角質層へ移行する際に、セラミドなどの細胞間脂質が放出されます。

ターンオーバーが整っている肌ほど、セラミドが安定して作られ、健やかなバリア機能が保たれやすくなります。

1-2. セラミドが流出する原因

セラミドは常に一定量が保たれるわけではなく、さまざまな要因で減少します。代表的なのが加齢で、年齢とともに肌の生成力が低下し、30代以降は量が大きく減ると言われています。

また、湿度の低下や季節の変わり目など、気候や環境の変化も影響します。空気が乾燥すると肌内部の水分が失われやすくなり、セラミドの消耗が進みます。さらに、睡眠不足や偏った食生活による生活習慣の乱れ、洗浄力の強い洗顔料や熱いお湯による過剰な洗浄も、セラミド流出の一因です。これらが重なることで、乾燥や肌荒れを招きやすくなります。

2. セラミドが肌に与える主な効果

十分なセラミドが保たれている肌は、水分と油分のバランスが整い、外部刺激の影響を受けにくくなります。一方、セラミドが不足すると乾燥や肌荒れが起こりやすくなり、スキンケアの効果も感じにくくなります。

ここでは、セラミドが肌にもたらす代表的な効果について解説します。

出典:いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック「お肌に必須のセラミドの効果や種類」

2-1. 肌のバリア機能をサポートする効果

セラミドは、肌を外部刺激や乾燥から守るバリア機能を支える成分です。角質層では、セラミドを中心とした細胞間脂質が角質細胞同士を結びつけ、すき間のない構造を作っています。この構造が整うことで、紫外線や摩擦、花粉などの刺激が肌内部に侵入しにくくなります。

一方で、セラミドが不足すると角質層にすき間が生じ、刺激を受けやすい状態になるので、赤みやかゆみ、肌荒れを繰り返しやすくなります。セラミドを意識して補うことで、角質層の構造が整い、肌本来の防御力が発揮されやすくなります。

2-2. 肌の水分を補い保つ効果

セラミドは高い保湿力を持ち、角質層の水分保持に深く関わっています。角質層の水分の大部分は、セラミドなどの細胞間脂質によって保たれているとされています。セラミドは水分と結びつきやすく、ラメラ構造と呼ばれる層状の構造を作ることで、水分を挟み込み逃がしにくくします。

セラミドが十分にある肌では、化粧水などで与えた水分が角質層にとどまりやすく、しっとりした状態が続きます。うるおいを長時間保つためにも、セラミドは欠かせない存在です。

2-3. 日やけによるシミ・ソバカスを防ぐ効果

セラミドは、直接シミを消す成分ではありませんが、日やけによるシミ・ソバカスを防ぐ土台づくりに関わります。紫外線を受けると、肌はダメージを受けやすくなり、乾燥や炎症を引き起こします。

セラミドを補い、角質層のバリア機能とうるおいが保たれている肌は、紫外線による刺激を受けにくく、メラニン生成の過程で起こる炎症も抑えやすくなります。その結果、日やけ後の肌トラブルを防ぎ、シミ・ソバカスができにくい健やかな肌状態を維持しやすくなります。

3. 減るセラミドをどう補う?実践しやすいケア方法

肌のうるおいを保つためには、セラミドが流出しにくい環境を整え、不足しやすい分を日常的に補うことが大切です。ここでは、セラミドを補うためのケア方法を解説します。

出典:KOSE「セラミドとは?効果や種類、セラミドを維持する方法を解説」

3-1. セラミド配合化粧品で外側から補う

外側からのケアでは、セラミド配合の化粧品を取り入れることが基本です。洗顔やクレンジングの際は、肌をこすらず、37℃前後のぬるま湯でやさしく洗うことで、セラミドの流出を抑えやすくなります。洗顔後は乾燥が進みやすいため、できるだけ早く化粧水や乳液で保湿を行いましょう。

化粧水や乳液は十分な量を使い、摩擦を与えずに肌になじませることが、うるおいを保つためのポイントです。

3-2. 食事やサプリで内側から補う

セラミドはスキンケアだけでなく、内側からのケアも意識しましょう。

食事から直接セラミドを多く摂取することは難しいものの、米や小麦胚芽、大豆などに含まれる植物由来成分を取り入れることで、肌のうるおいを保つサポートにつながると考えられています。バランスの取れた食事や十分な睡眠によって内外からのケアを習慣化することで、乾燥しにくい肌環境を整えやすくなります。

4. セラミド配合の化粧水を選ぶポイント

セラミド配合の化粧水は、どれを選んでも同じ効果が得られるわけではありません。配合されているセラミドの種類や量によって、保湿力や肌なじみには違いがあります。

ここでは、セラミド配合化粧水を選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説します。

4-1. 天然セラミドやヒト型セラミドなど種類を見て選ぶ

セラミドにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

天然セラミドは動物由来で、人の肌に近い構造を持つとされています。ヒト型セラミドは酵母などから作られたもので、肌との親和性が高く、敏感肌でも使いやすい点が特徴です。

植物性セラミドは米や大豆などから抽出され、刺激が少なく保湿をサポートしますが、浸透力はやや穏やかです。合成疑似セラミドは化学的に作られた成分で、比較的手に取りやすい価格帯の商品に多く使われています。

肌の乾燥が強い場合は天然セラミドやヒト型セラミド、コストや使用感を重視する場合は植物性や合成疑似セラミドなど、自分の肌に合ったものを選ぶことがポイントです。

出典:いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック「お肌に必須のセラミドの効果や種類」

4-2. 成分欄でセラミドの種類や記載位置を確認する

セラミド配合と表示されていても、配合量には差があります。その見極めに役立つのが成分表示です。化粧品の成分は、基本的に配合量の多い順に記載されるため、成分欄の前方にセラミド関連成分が書かれているものほど、配合量が多いと判断できます。

ただし、セラミドの種類名は「ヒト型」「天然」とは書かれず、「セラミド2」「ビオセラミド」などの成分名で表示されます。どの種類に該当するかを確認しながら、記載位置にも注目しましょう。成分表示を意識して選ぶことで、保湿力を実感しやすい化粧水を見つけやすくなります。

まとめ

セラミドは、角質層で水分を保持し、外部刺激から肌を守るバリア機能を支える重要な成分です。セラミドが十分に保たれていることで、乾燥や肌荒れを防ぎ、スキンケアの効果を実感しやすい肌状態につながります。

一方で、加齢や環境の変化、誤った洗浄習慣などによってセラミドが不足すると、トラブルが起こりやすくなります。そのため、洗顔や保湿方法を見直したり、生活習慣や食事を整えたりすることで、肌環境を整えましょう。セラミドの働きを正しく理解し、自分の肌状態に合ったケアを継続することが、うるおいのある健やかな肌を保つ近道です。

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